Cases

支援事例

2023年度 群馬県よろず支援拠点事例紹介

広報戦略
創業支援

財務・補助金活用・資金繰り計画
経営改善・生産性向上

販路提案
IT活用

IT活用
法律相談

労務相談


2023年度に相談対応させていただきました企業支援事例の一部をご紹介致します。

ぜひご参照ください。

 

2022年度の事例はこちらから

経営改善・生産性向上

経営改善・生産性向上

環境・地域への思いと自社技術から生まれた

「糸のボタン」の事業化支援

桐生市 有限会社 チャームファッションオオキ

 

i4様

新分野事業化支援SDGs

1977年創業の有限会社チャームファッションオオキは、1300年以上の歴史をもつ繊維産業が盛んな土地柄で、昔から「西の西陣、東の桐生」と言われる、桐生市にある。

立体的な刺繍を得意とし、昔ながらの職人が築き上げてきた技術を大切にしつつ、それに新しい技術を融合させ現代のニーズに合った物作りを心がけ、チャレンジしているアパレル刺繍などの加工会社である。

近年の安価なファストファッションの普及に伴い、「誰も作ったことがなく、需要があるものを考えたい」と2019年、新事業として糸製ボタンの開発に着手している。

 大木社長は、土に分解されやすい木綿を用いたボタンも開発中で「環境保全の意識が日本より高いヨーロッパなどに向けて、ボタンを売り込みたい」と世界展開もにらんでいる。

支援内容

相談企業は、地域を代表する商品でありたい、SDGsにむけて環境にやさしい商品を作りたいとの熱い思いと自社技術を駆使し、糸のみでできたボタンを開発した。しかし販路開拓、事業化にむけて悩み、群馬県発明協会(知財窓口)を通じて当拠点に来訪した。

担当コーディネーターは、商品の特徴、想定する顧客のベネフィット、使用するシーンなどの整理、「糸のボタン」を必要としている顧客の洗い出しを行い、商品の広報戦略、想定するターゲットの整理、事業展開にむけて支援を開始。まず、商品の種まき(広報)として、2021年度「グッドデザインぐんま」への申請を提案。その結果、優秀賞を受賞することができた。

これにより、メディアで取り上げられるなど、商品の価値を伝えるとともに受注に繋がっている。また、事業化にむけた出口支援として、中小機構と連携し「販路開拓コーディネート事業」の活用により。商品の価値表現方法の工夫など、伝わる商品説明としていくための提案書作成支援などを行った。具体的な業界及び企業へのアプローチが始まっている。


古くも新しい!量り売り専門のオープンを

プレスリリース支援で強力プッシュ!

前橋市 octobloom(オクトーブルーム)

 

みこあ頭痛整体院様

プレスリリース支援広報支援

創業前、主婦である栗原さんは、以前より日々の暮らしのなかで排出されていく生活ごみに関して疑問をもっていた。

何かごみ削減に自分にできることはないだろうかと調べていく中で、買い物の際に必要な量だけ購入し、持参した容器に入れて持ち帰る量り売りという販売法を知り、次第に自分も量り売りのお店を持ちたいという思いが強くなっていった。

そのような時に、新潟県の量り売り専門店が求人を出していることを知り、直ちに単身移住を決意、約半年間の勤務経験を経て県の起業支援金を活用しながら令和5年(2023年)の11月、前橋市内に量り売り食材と雑貨のお店「octobloom(オクトーブルーム)」をオープンさせることになった。

店舗では、お客さんは個包装なしのお買い物により容器包装ごみの排出削減、また必要な分だけ買うことにより食品ロスや無駄な消費を抑制することができる。

また品揃えも環境負荷を考慮した商品を取り扱っており、買い物を通じてSDGsやエシカル消費に関心を持ってもらえるようなお店づくりを進めている。

支援内容

よろず支援拠点では、創業にあたっての事業計画の策定から、ロゴマーク、チラシのデザイン案など数名のコーディネーターが関わって支援をおこなってきた。

お店の広報宣伝に関しては、コーディネーターはプレスリリースを行うよう提案し、数回にわたりプレスリリースシートのブラッシュアップをおこなった。

開店にあたり、完成したプレスリリースをマスコミに送付した結果、オープン時には地元FM局など地元メディア数社の取材を受け、マスコミ報道後は多数の来店につながった。住宅街の中といった立地ながらもマスコミからの注目度は高く、オープンから4か月経った現在でも地元新聞社からの取材を受けるなど、地域から注目されるお店として存在感を放っている。

今後は、店内などでワークショップなど開催して地域の方々と交流を持つ機会を増やし、環境問題やエシカル消費のありかたについて身近に考えてもらえるお店になれればと考えている。


SNS運用で売上150%UP!

猟師(元料理人)が作るペット用鹿肉おやつ

前橋市 &C(アンドシー)

 

うめや様

ECサイトSNS発信支援

ペットおやつ専門店「&C」代表の長原氏は現役猟師で元料理人。

料理人時代に上司から「命の尊さ、いただきますの意味を知ることが出来る」と教えられたことが、猟師の仕事へ興味を持つきっかけとなった。

害獣を駆除をする人や、被害で困っている人々を目の当たりにして理解を深めながら、自らも猟師になることを選んだ。

当社は、駆除した動物にも敬意を払い、決して無駄にすることなく、料理人の知識を活かしてペット用の鹿肉のおやつに加工して販売をしている。

大変こだわりを持って、一つ一つ丁寧に作り上げたおやつは、ペットのご褒美に大変好評である。

商品の販売は、始めは知り合いから、徐々にマルシェなどで客層を広げていった。

インスタグラムなどのメディアも有効に活用して、ネット販売も徐々に広げている。昨年夏にはクラウドファンディングに挑戦し、見事目標金額を集め、10月に大規模なイベント「ドッグパーティー」を主催。4,000人近くの犬好きが来場しイベントは大盛況となった。

支援内容

2022年の10月に金融機関からよろず支援拠点を紹介され、初めて来訪された。創業して間もない頃で、初回の相談はSNSの発信支援であった。長原氏がSNSの運用や、ECサイトの構築、チラシのデザインなど既に色々なことにチャレンジしており、デジタルに抵抗のない方であったので、支援内容は「SNSでどのような発信をすれば集客に繋がるか」といったマーケティングを中心としたアドバイスを実施した。

アドバイスを受けながらSNSを運用した結果、マルシェへの集客やECサイトの売上が徐々に伸びて売上150%増加という成果を出した。

2023年4月には、イベント開催のための資金をクラウドファンディングで集めたいとの相談を受け、リターン品の設定や、文章の構成などについてアドバイスを行った。

本人も、SNSで協力の呼びかけなどを積極的に行った結果、目標50万円を超える75万円近い資金を集め、無事にイベントを主催することができた。


IT活用

創業支援

プロに依頼したかのようなメニュー表を、

自力かつ低コストで製作!

高崎市 Bar laughline(バー ラフライン)

 

草木ドライブイン様

創業ブランディング支援

地元長野のバーで経験を積んだ後、カクテル大会世界2位「BAR猫又屋」の新井氏に師事、カクテル技術を学び、満を持して2023年11月に『Bar laughline』を、旧スズラン百貨店の東隣にオープンした。

カウンター6席のみのバーで、カクテルやモクテル(ノンアルコールカクテル)、ウイスキーなどがおすすめ。

大人数よりは、おひとり様や女性同士のお客様、少人数のお客様が落ち着いて飲めるバーを目指している。

支援内容

令和5年11月のオープンに向けた集客や告知などのやり方・見せ方に悩まれ、よろず支援拠点へ来訪した。各種制作業者とのやり取りの中で、自身の思い描いているイメージをどう伝えるかにも苦慮されていたため、ある程度の販促ツールであれば自ら制作できるよう、まずは思い描いているイメージの伝達方法のアドバイスや、メニュー表をデザインツールCanvaで作る支援を行なった。

併走でメニュー表を作るにあたり、フォント選びや紙面構成、メニューのサイズ・紙質などについてディスカッションを重ねた。

その結果、店の雰囲気に合ったメニュー表がオープンまでに完成し、売上拡大に一役買っている。

その後、看板やPOPなどにも着手するようになっている。


創業補助金や販売促進を支援

地元野菜を使った手作りジェラート店

渋川市 リベロ☆ジェラート

 

Happy seed様

販売促進補助金活用支援

 渋川市の農家の娘として生まれ育ったオーナーの、「規格外で流通に乗らない野菜をなんとか活用できないかという」というもったいない精神からスタートし、2023年7月に手作りジェラートの店「リベロ☆ジェラート」をオープンした。

 実家は、夏はトマト、冬はホウレン草の小規模農家であった。苦労して育てたものの味は変わらないのに、少し割れたり大きくなりすぎて出荷できないでいる野菜に頭を悩ませている実家の様子を眼のあたりにしてきたオーナーは、六次化セミナーなど参加して知識を吸収し、そうした野菜をジェラートとして加工・販売をはじめた。

まずは、トマトとえだまめのジェラートから試作を重ね、現在では県内で注目を集めつつある新作イチゴや酒蔵とのコラボとして酒粕ジェラートもメニュー化している。

美味しい農産物を地域の生産者から仕入れて食品ロスやフードマイレージを減らしたいとして様々な新作に取り組んでいる。

支援内容

 オーナーはこれまで事務職として勤務していたが、長年感じていた地元野菜や地元農家への思いから、一念発起して六次化産業について学び創業を決意。

さらにジェラートの製造小売を選択してからは有名店で修業を重ねたうえで、当よろず支援拠点に創業の相談に来訪された。

 コーディネーターは、夢の実現へ向け創業に関する補助金活用のサポートや、地域にいち早く根付き安定した集客していくための販売促進のアイデアを検討しアドバイスを行った。

 その結果、補助金も採択され、オーナーの希望どおり、新築で店舗を構えることができた。

また、地域ネットワークもできつつあり、子供から大人まで幅広い来客があり、新たにコラボメニュー開発や女性向けのコラボイベントなど意欲的に取り組んでいる。


想いを事業計画にすることで

長年の夢「創業」が実現できた!

前橋市 ことことクッキング

 

しみづ農園様

創業計画書広報戦略支援

管理栄養士、調理師、食育アドバイザーなど各種の資格を持つ小崎氏は、長きに渡り公立保育所の給食業務に従事し、講演やイベント活動にも携わってきた。

「子どもたちに対する食育は、心身の成長および人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるものである」という食育基本法の前文は小崎氏自身の経験や思いと重なり、当社の理念のベースとなっている。

調理方法のみを学ぶ料理教室ではなく、子どもたちの主体性を重んじ、講座では本物の道具と安心安全な食材を使い、季節にあった料理をつくる過程でその由来や歴史なども指導している。

参加した子どもたちには達成感が、保護者からは食べず嫌いの解消やコミュニケーション力の向上などに対する高評価が寄せられている。

支援内容

コーディネーターは、事業者の長年の夢を実現するにあたり、まず創業計画書の作成を支援した。

理念を言語化したり屋号を決めたりする過程を通じ、事業の目的が確立され、数値目標の設定においては事業者としての意識を深められることができた。

さらに広報戦略として、ホームページ作成やプレスリリース作成を提案し、自社の強みや他社との違いをアウトプットすることを支援した。

その結果、異業種交流会でのプレゼンテーション、地元新聞への掲載など、活躍の場を広げることができた。

子どもたちの生きる力を育む「ことことクッキング」には、さまざまな受講ニーズもあるとのことで、今後のさらなる展開が期待される。


財務・補助金活用・資金繰り計画

財務・補助金活用・資金繰り計画

経営革新計画の承認と補助金の活用で

待望の新製品開発が可能に!

前橋市 株式会社 Being

 

Gurum Cafe様

経営革新計画補助金活用支援

当社は平成20年より燃料添加剤の開発を始め、平成22年に「燃料添加剤エコマックス」の製造元として「株式会社Being」を設立した。

当初開発した燃料添加剤エコマックスは、ガソリン用、重油用、灯油用、軽油用の4種類の商品で、自動車やボイラー等の燃費向上で成果を得られていた。

しかし、車・運送・船舶関係では、添加剤の使用開始から効果が確認できる迄に時間が掛かったため、導入が進まない状況であった。その為、添加後早期に効果が確認できる製品の開発と製造に取り組む事とした。

具体的には、特殊なナノ化素材を既存の添加剤に含有する事で、より燃焼が促進され、早期に効果の確認が出来る新製品開発を進めることとした。

現在、「ものづくり補助金」の採択を受けて導入された新たなプラント施設を使った新製品の製造をおこない、販路の拡大に向け営業活動に力を入れている。

支援内容

よろず支援拠点を初めて利用したのは平成28年からになる。令和4年2月には、「早期に燃費効果を得られる燃料添加剤(新製品)の開発を進めたいが、どのようにすれば良いか」といった内容で相談を受け、新製品の開発に向けた支援を行うこととなった。

コーディネーターは、支援の過程において、①新製品の開発事業を遂行するために、ものづくり補助金を利用してはどうか。

➁また、ものづくり補助金の採択を確実なものとするために、県の経営革新計画の承認を受けてはどうか。といった2点を提案し、先ずは問題点・課題の整理をおこなうことから始め、以降継続的に支援を進めていくことにした。

その結果、令和4年7月の県の審査会で経営革新計画が承認されることになった。

その後、ものづくり補助金も無事採択され、プラント施設の設置、新製品の開発が可能となった。


よろずの経営勉強会をきっかけに、

社内に財務意識とモチベーションがアップ

前橋市 株式会社 ミヤタFMC

 

Gurum Cafe様

財務管理見える化

当社は、昭和23年1月創業の各種精密鍛造・機械加工・各種特殊装置設計製作等を主業としている。

昭和46年に現在地の前橋市上大島町へ移転し、現在は本社工場と駒形工場の2工場体制となっている。令和3年10月に(有)宮田製作所から現在の(株)ミヤタFMCへ商号変更した。

長年、数多くのお取引先との取引を通じ、全社員が顧客の立場に立ち、品質優先の精神で社内5Sの徹底や品質マネジメントシステム(QMS)の継続的改善を図り、技術を磨き顧客との信頼を第一に、更なる技術の向上や不良ゼロ等品質改善に取り組んでいる。

支援内容

令和5年1月に桐生サロン(当時)で開催した『脱★ドンブリ経営実践勉強会』に参加していただき、会社の中のお金の流れの見える化や、たった2割の経営知識で8割の意思決定に活用できる「お金のブロックパズル」を学んでいただいた。

当時、岡田社長は経営者と社員との立場の違いから生じる認識のズレ(お金のギャップ)に悩んでおり、勉強会参加後、早速自身でアレンジしたブロックパズルを使い社員と対話を重ねていった。

その結果、社員が会社の財務状況を理解し、各自が目標を立て自分たちの貢献が会社の業績、ひいては給与等待遇面の改善に繋げることができた。

後日、添付された無限ループ図とともに、社長からメールにて、勉強会での学びの実践が社員のモチベーションアップにつながったと報告をいただいた。

その後も生産性向上と相まって、売上拡大にもつながっているとのことである。


四半期毎の継続的なモニタリングを実施!

健全な資金計画で経営の基盤を固める!!

桐生市 GurumCafe(グルムカフェ)

 

HAWORD様

財務改善業務効率化支援

代表の島袋氏は、元々カフェ巡りが趣味であり、学生の頃から地元群馬で誰もがリラックス出来るようなカフェスペースを築き上げたいと考えていた。

就職後しばらくして、韓国人である御主人と結婚、2016年から3年間ほど韓国に移住した。

2019年に日本に帰国し、カフェ天国とも言われる韓国に3年間暮らしていた経験や学生時代に都内カフェでの勤務経験を活かして、2021年2月に島袋氏の地元である桐生市でコリアンカフェを開業した。

現在は、韓国で流行しているクロッフルやハニーゆず茶やグリーンティーなどの様々な種類のドリンクを提供しているほか、韓国カフェの特徴を活かした店内でオリジナルの韓国アクセサリーも販売している。

店舗は桐生駅前に位置するため、平日は学生のテイクアウトが人気であり、週末には遠方からも韓国好きの若者たちが訪れている。今後は韓国デザート以外にも、簡単な軽食などの提供も考えている。

支援内容

当社が初回によろず支援拠点を利用したのは2021年の店舗開業前であった。

初回相談から数回、店舗開業に必要となる設備資金や運転資金などを確認しながら開業資金の計画を決定していった。  

店舗開業後も四半期毎を目安に予実管理や収支計画の確認などで定期的な相談対応を行っている。

資金面の相談のほか、新規人材採用による相談、新商品開発の報告、輸出販売の開始など様々な相談対応に応じている。

コロナ期間中は一時店舗を休業していた時期もあるが、2024年からは第2店舗開業の計画もあがり、順調な事業運営を行っている。

毎月の資金計画を堅実に行うことで財務面の安全性が確保されているため様々な戦略を計画できている。

今後の更なる売上拡大・事業成長が期待される。


広報戦略

広報戦略

オンライン相談からはじまる

新分野参入・販路拡大を目指す企業への伴走支援

高崎市 株式会社 羽鳥鐵工所

 

下村製作所様

経営力向上支援販路拡大

当社は昭和23年(1948年)に創業後、大型製品の製造を得意とし、高い技術でお客様の多彩なニーズに迅速かつ適切に応えてきた。

蓄積された技術やノウハウを駆使し、精度や品質の向上に加えて、コスト削減や納期短縮といった幅広い課題に対応している。また見積・材料・加工・溶接・組立・検査まで一貫作業による生産に取組める力も当社の技の一つである。

当社は大物加工を実現する工場・設備を所有している。

さらに製品のサイズや形状だけでなく、納期や寸法精度などを考慮した、最適なマシンで加工ができる高度な技術と経験を持つスタッフが常駐している。

これまでの長い歴史の中で、技術を積み重ね、次世代に受け継いできた機械加工の当社プロフェッショナル集団が、最高水準の加工技術を提供し、特に機械加工においては、どんな課題にも自信を持って対応できる点が特徴である。

支援内容

令和3年3月のオンライン相談にて、新分野展開の事業計画「脱炭素社会の実現に向けた『小水力発電』分野への新規参入」の策定、および第1回事業再構築補助金の申請支援を行った。

結果、事業再構築補助金に採択され、その後の交付申請や実績報告の支援も行い、社内の生産体制を整えることができた。

令和4年度では、SDGsの考えに基づき持続可能な社会の実現に着目したビジネス「SDGsぐんまビジネスプラクティス」への申請支援を行い、選定事業者となった。

令和5年度では、販路拡大を目指した当社独自技術・製品の提案・PRを行うため、Gメッセ群馬で開催の「ぐんまTech EXPO2023」出展サポートを行うなど、継続的で幅広い支援を通じて経営力向上のサポートを行った。

現在でも、ほぼ毎月、オンライン相談で経営課題の整理や解決に向けて伴走支援を行っている。今後も更なる事業の拡大に向けて支援をしていく。


複数コーディネーターのチーム支援で

次世代経営者の自立を総合サポート

高崎市  新井家具製作所

 

大間々環境サービス様

事業計画策定支援チーム支援

代表の父は、昭和40年の創業以来、昭和・平成を生き抜いた技術力と伝統を大切にしながら、特注家具一筋で事業を行ってきた。

代表は、父の経営する有限会社で修業を積み、さらに技術を磨き、令和の時代も愛され続けるために日々精進しながら、現在は個人事業である新井家具製作所の代表としてオーダーメイド家具の製造、販売を行っている。

当社は、店舗・オフィスの家具(受付カウンター、ショーケース、収納棚、本棚、下駄箱等)の製作を得意としており、お客様からのお問合せ→お打合せ・お見積り→設計→製作→納品という流れで家具の製作を誠意を持って行っている。

企業のお客様はもちろんのこと、個人のお客様の特注家具にも対応している。

支援内容

2017年10月に代表の父が来訪され、息子である代表に対する経営全般の知識共有・アドバイス等の支援について相談されたことがきっかけであった。

そこで、代表に来訪いただき、複数のコーディネーターが経営を支援する体制を組んで経営計画策定と実績管理、売上拡大、生産管理と改善、財務管理、人事・労務管理など、それぞれの専門領域の側面から経営全般についてマンツーマンでレクチャーやアドバイスを相談を通じておこなった。

その結果、代表が個人事業者として独立して家具製造を行うようになってからは、年度ごとに来訪いただき、財務計画に対する実績(計画達成状況)を自らコーディネーターに伝えてもらっている。その際に代表は、次の目標を提示されるなど経営者としての自発的な考えや行動をとられるようになって来た。

よろず支援拠点では、代表がこれからの未来を切り拓く様子を頼もしく拝見し、支援している。


販路提案

販路提案

営業未経験でも大丈夫!

ターゲットの設定と細かなアドバイスで新規顧客を獲得

太田市 岡部鉄工

 

HAWORD様

アフターコロナ営業

1975年に先代の父が建設業として創業。当初は、地域の会社の工場や近隣農家の物置などを建設してきた。

その後、溶接加工に強みを見いだし、大手住宅メーカーの鉄骨部材や自転車・バイクの駐輪場鉄骨部材、産業用パレットの製造などを行うようになった。

8年前に先代の父から現社長が事業を引継ぎ、現代表は特殊車両用部品やスクラップボックス、オリンピック関連製品などの加工も行い、堅実な仕事で取引先からの要望に応えてきた。

現在は、トラックボディの架装という新たな分野にも挑戦している。

支援内容

コロナ禍で産業用パレットやバイクの駐輪場鉄骨部材の金属加工の受注がなくなり、仕事量が激減。

現状打開のきっかけを求めてよろず支援拠点に来訪した。

コーディネーターは現状の受注状況や今後の見通しをヒアリングし、現状の設備ですぐできそうな業界について検討と、新分野への事業計画書について支援をおこなった。

さらに、新規開拓先として市内にある数社のトラックボデー架装メーカーを絞り込み、営業が全く未経験の代表に対しては訪問の日時や電話でのアポ取り等、細かなアドバイスをおこなった。

その結果、絞り込んだ企業に対して営業活動をおこなったところ、即日仕事の受注をすることができた。

現状は一部の金属加工から完成車の2次架装まで受注できるようになり、仕事量も増えて経営が安定し、今後の展開で新工場の設備投資も見えてきた。


ターゲットを明確にする助言をもとに

古民家宿の新たな顧客層を開拓!

高崎市 MRS Gunma

 

HAWORD様

アフターコロナマーケティング

第2の人生として当社を経営する夫婦は、日本家屋の2棟の空き家を改装し、平成28年から一棟貸切古民家宿として「きよみず邸」と「みつ葉邸」を運営し、「交流」をコンセプトに宿泊施設を整えてきた。

高崎市箕郷町にある「きよみず邸」は、3階建ての古民家で、旧養蚕農家・豪農の雰囲気や昭和レトロ感を味わえつつも、最新設備を導入しており、快適な空間で大切な家族や仲間たちとの親睦が深められる宿泊施設である。

安中市松井田町にある「みつ葉邸」は、モダンスタイル宿として広々とした快適スペースを有している。

また、欄間、縁側天井の一本柱、床間の木団、玄関の大理石など•••どこを見ても謙虚な美しさで、心も体も癒すことができる施設となっている。

支援内容

よろず支援拠点に最初にご相談いただいたのは令和5年8月であった。

同年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことで法律に基づいた外出自粛などは無くなり、観光分野も本格的な回復が見込まれる局面にあった。

古民家宿は1日1組限定の一棟貸切宿である。

特にきよみず邸は24名宿泊できることから、学生合宿を新たに取り入れて集客を図るためには「何をすべきか」との相談が寄せられた。

コーディネーターは、ペルソナ分析でターゲットとなる学生の行動を考え、「何を、どのように」サービスを提供していくのか考察してみることをアドバイスした。

その結果、学生合宿予約サイトへの登録や当社HPを改訂することで広報体制を整え、学生合宿に必要な設備も充実させたことで、合宿宿泊者の予約は増加し、宿泊した学生や教授からは今までにない古民家の宿泊体験に高評価を得ている。


創業支援

事業承継

後継者育成プログラムを活用した

企画開発型企業へのチャレンジ支援

桐生市 フジレース 株式会社

 

Gift Rover様

人材・組織づくり就業体制構築支援

当社は1953年に繊維の街桐生市で創業した。

部屋の空間を彩るレースカーテンの製造を主軸に、現在ではアパレルで使用される華やかなレースから、裏方として必要不可欠な資材レースまで生産品目は多岐にわたる。

1995年には自然素材である和紙を使った和紙レースの開発に成功し、わが社のオンリーワン技術として国内外で高く評価されている。

支援内容

群馬県よろず支援拠点と事業承継・引継ぎ支援センターは連携して「後継者育成プログラム」を行い、専務取締役近藤賢二氏に参加していただいた。

「後継者育成プログラム」とは将来経営者となった際に必要となる経営知識として、経営戦略立案・事業計画策定・財務管理・人的資源管理、販売管理等の知識やノウハウをそれぞれの専門のコーディネーターが支援するものである。

近藤氏には計8回にわたり講義&相談会を受講していただき、経営戦略、自己分析、事業計画策定などを通じて最終的に経営計画書を作成することができた。

また、実際に決算書を用いた財務分析を行うことで、自社の強みや弱みを把握することができた。

今後は企画開発型企業として最終消費財を開発・生産し、新たな価値創造により新市場開拓を行う計画である。


創業支援

IT活用

オンライン講座を成功に導いた

ホームページを軸にした情報発信支援

高崎市 ハートコンサルMH

 

甲子亭様

SNS活用支援広報戦略

代表である清水雅子氏は17年に渡る小学校教諭生活ののち、大学院にて臨床心理学を専攻してきた。現在でもスクールカウンセラーとして、県内小学校から高校に至るまで、さまざまな生徒たちの悩みと向き合っている。

きっかけは創業前に参加したセミナーで、受講生の子供達の悩みに触れる機会があり、「何よりも大人自身が自己肯定感を持ち、自分らしく生きることが大切である」との思いに至った。

そして、コーチングと心理学、脳科学の専門性と講師の経験を元に生み出された、より自分らしく生きるための、ハートコンサル講座を行うことにした。

現在、教師だけでなく一般の方も対象に、オンライン講座を開催している。受講生からは、「人生が、夢を叶えて自分らしく輝くものに変わった」の声をいただき、とても高い評価をいただいている。

支援内容

2019年にホームページの開設をどのようにして行うかという相談でよろず支援拠点にご来訪いただいた。

業者に頼むのではなく、事業やサービスへの思いを込めた自作のホームページを作りたいという想いがあり、コーディネーターは、ウェブデザインはもちろんのこと、コンテンツの見せ方や文章などについてアドバイスをおこなった。

また、instagramやLINE公式アカウントを使った情報発信や受講者との情報共有の方法もお伝えし、より密接なコミュニケーションを取れる環境づくりをお手伝いした。

現在は徐々に受講者も増えてゆき、講座の卒業生が運営に参加するなど、様々な形で事業が広がりを見せている。


法律相談

労務相談

労務相談 Q&A

 

従業員の採用について

Q:従業員の求人を出しているが、応募者が全く集まらない

 

A:人気が高い助成金は以下のものがあります。
①非正規から正規雇用に転換したときに要件に該当すれば支給されるキャリアアップ助成金
②最低賃金を引き上げたときに要件に該当すれば支給対象になる業務改善助成金 その他色々な助成金がありますが、その会社にあった助成金を選び、要件に該当するかについて検討が必要です。

初めての従業員を雇ったときの対応

Q:初めて従業員を雇ったときの注意点

 

A:他人を雇ったときから様々な義務が発生します。
例えば労働基準法の適用だったり、労働者災害補償保険(労災保険)への加入、要件に該当すれば雇用保険への加入、社会保険(健康保険、厚生年金保険)への加入などです。
また、給与計算の際に、各種保険料や各種税金が発生します。

従業員の採用について

Q:従業員の求人を出しているが、応募者が全く集まらない

 

A:ここ最近、業種を問わず人材不足が著しく、採用に困っている会社が非常に多いです。求人票の書き方を工夫することや、給与や年間休日を見直すことによって人が集まる可能性がグッとあがります。

問題社員への対応について

Q:トラブルをしばしば起こす問題社員へどのような対応をしたらよいか

 

A:安易に解雇しようとする経営者もいますが、現状は従業員を解雇するにはかなりのハードルがあります。
インターネット等の普及により、社員の側も知識を備えているので安易な対応は禁物です。
このような点を踏まえて、解雇が少しでも有効になるように、トラブルを起こした都度、きちんと書類をとって、段階を経たうえで、対応するとよいでしょう。
また、解雇はせずに和解するといった選択肢もあります。