Cases

支援事例

2022年度 群馬県よろず支援拠点事例紹介

経営改善・生産性向上
広報戦略

創業支援
財務・補助金活用・資金繰り計画

IT活用
IT活用

販路提案
法律相談

2022年度に相談対応させていただきました企業支援事例の一部をご紹介致します。

ぜひご参照ください。

 

2021年度の事例はこちらから

経営改善・生産性向上

経営改善・生産性向上

毎月の経営状況を見える化し、

改善のPDCA管理を伴走支援!

太田市 有限会社 ビイアイ工業

 

下村製作所様

経営戦略事業計画策定

当社は、日本を代表する住宅メーカーの建築用・建具用金属類の製造を担う会社として平成12年に設立した。平成20年3月には現在の工場敷地を購入、移転している。

社長は、当社を創業してから、誠実さ、従業員のチームワークの良さ、機動力をベースにして、当社の強みである高品質な製品を短納期で顧客に納入し、顧客から厚い信頼を獲得している。

近年の取り組みとして、既存顧客からの要望に応えるべく、丁寧な扱いを必要とするアルミ材部品の加工に挑むとともに、新たにプレハブ業界の顧客を開拓するなど、積極的な売上拡大活動を行っている。

支援内容

以前、よろず支援拠点コーディネーターが事業計画の策定支援をさせて頂いたご縁で、平成28年4月によろず支援拠点の東毛サテライトを訪ねて頂いた。

初来訪時より、事業計画の実行支援をさせて頂くこととし、以来、ものづくり研究会で生産性改善を学ばれたり、改善の実行支援を7年以上にわたって行って来ている。 

月次試算表から売上、原価、売上総利益、販管費、営業利益、経常利益の月次推移を見える化(グラフ化)し、1~2カ月に一度の頻度で東毛サテライトで、一緒にPDCA管理を行っている。

長年のお付き合いのうちには、様々な出来事もあったが、その都度、社長自身が財務推移の課題を抽出・分析されたり、コーディネーターが現場改善や従業員さんとの関係等にアドバイスさせて頂いてきた。

良いことは続け、問題や課題は原因を究明し、改善策を打って、損益推移でその効果を検証し、更なる改善を進め続けている。


新規事業にアクセルを踏み込む!

経営革新計画策定を支援

玉村町  RS-K(アールエス・ケイ)

 

大間々環境サービス様

新事業展開経営革新計画支援

当社は平成15年10月、自動車修理業として創業した。

モータースポーツに参加する自動車加工が主業であるが、一般自動車の修理、メンテナンス、カスタマイズ等も行っている。

「世界で一台の、あなたの『自分スペシャル』を。」を経営コンセプトとしている。

モータースポーツや自動車修理・メンテナンス等に関わる中で「人・車・社会に優しい運転」が交通事故を減らす事に繋がるのではないかと思い、平成30年頃から運転術の研究を本格的に開始した。

自身の体験を基礎とした運転に関する独自の考え方と、それを裏付ける心理学や人体工学を独学で学び、公的機関や民間事業者の依頼を受け、依頼内容に応じて都度テーマを決めてセミナーや勉強会を行ってきた。

これらの経験から、自身の愛するクルマで悲しい思いをしてしまう人を減らしたいと願っている。

支援内容

よろず支援拠点の利用は平成30年からであるが、昨今、経営環境が激変する中で、既存事業の他にもう一本の柱となる事業の必要性を感じているとの事であった。

まずは、代表が今日までどのような取り組みを行ってきたのかを洗い出した。その中で、依頼者の要請に応じて独自運転術のセミナーや勉強会(仮称:スマート運転術)を行っていることが明らかになった。しかし、それらは体系化されたものでは無いとの事であった。

そこで、独自の運転術に学術的裏付けが出来、体系化して商品化出来れば、新たな事業となるのでは無いかとアドバイスをおこない、その証として県の経営革新計画の承認を受けては如何かを提案した。

その後も、継続的によろず支援拠点に来訪頂き、令和4年12月の審査会で経営革新計画の承認となった。

今後、商品化された「スマート運転術」が当社の収益源として成長することが期待される。


「温故知新」で課題解決!

創業400年を見据えた、老舗旅館のリニューアル

長野原町 株式会社 山木館

 

関東グリーンファーム様

事業再建チーム支援

1661年創業の「山木館」は、若山牧水や与謝野晶子ら文人に愛された群馬県の「吾妻渓谷」と「八ッ場あがつま湖」の絶景を臨む「川原湯温泉」にある。

川原湯温泉は、源頼朝開湯とされる800年超の歴史ある温泉で、その泉質は含硫黄・カルシウム・ナトリウム・塩化物・硫酸塩泉の弱アルカリ性で「草津の上がり湯」として江戸時代より親しまれる美肌の湯として有名である。

362年の15代にわたり、樋田家が家業として営む中で、天明の浅間山大噴火・学童疎開受け入れ・全館全焼からの再建・ダム建設に伴う土地移転などを乗り越え、現在の当館は、八ッ場ダム建設で水没予定だった古民家や蔵を食事処や書斎として移築・改築している。昔の雰囲気を残す趣深い施設が最大の特徴で、周辺施設の無い静かな敷地2000坪に僅か8室のゆったりした造りから、中高年ご夫婦の静養や若年層含めた記念旅行といったシーンに利用されている。

支援内容

幾度かの困難を乗り越えてきたが、新型コロナウイルス蔓延による経営悪化。再建へ向けよろず支援拠点に来訪。まず、身近な館内の改善、売店の工夫など助言。先が見えない中、現状体制では、事業継続にむけては負担が大きく、従業員の解雇や固定費の見直しを行い、毎月の赤字幅を縮小することから見直し、各専門分野のコーディネーターと共にサービスの在り方、業態の変更にむけて助言を行った。

それにより一時休館、休業中に老舗旅館のサービス等をリピーターや関係者と検討し、リニューアルオープンに向けて地元の食材を適時適温で食せる、『体験型』セルフサービスの導入や飲食時の包括的なプランを研究、クラウドファンディングを活用して調理器具等の新規購入も達成した。

若い後継者を中心に、家族経営でも実現できるサービスや、老舗旅館ならではの居心地、気遣いを真剣に考えていくことで、16代に負担のない経営を繋ぐ事が出来る環境整備も整えることができた。


コロナ禍ど真ん中で創業!

クライアントとサプライヤーを繋げる次世代型商社を目指す!

前橋市 ダイノーリテイリング 株式会社

 

関東グリーンファーム様

事業展開事業計画策定

代表者である矢嶋氏は30代で起業し、令和2年4月に株式会社を設立、段ボールなどの包装資材等の販売・梱包設計・省力化機械の販売・用途開発等を行う事業を開始した。

主要な取引先はドラッグストア・家電量販店などの大手流通業、金属加工・木工・紙器などの大手製造メーカー、住宅メーカー、大手運送会社など、幅広い業種で取引を行っている。

当社は創業時から一貫して、お客様に真摯に寄り添い、事業を行っている。この基本姿勢はこれからも変わらず、「お客様の視点で考える」ことに繋がっている。単にお客様に言われることを愚直に実行することではなく、お客様の声のなかにある「真の課題」を見つけ出し、解決策を一緒になって考え抜き、共に成長を目指している。

コロナ禍にもかかわらず、創業より3期連続で黒字化を目指し、令和5年1月には、設立時には100万円だった資本金を500万円に増資した。流通業・製造業・物流業等を梱包資材で支え、社会に貢献することで企業価値・社会価値を生み出している。

支援内容

令和2年1月によろず支援拠点に来訪され、創業計画書の策定や会社設立の支援を行った。

来訪当初では、前橋市創業サポート総合制度の活用を勧め、3年分の収支・資金繰り計画を含めた創業計画書の作成支援行った。よろずには定期的に来訪いただき、会社設立後、創業計画書を提出し、金融機関より融資が実行され、6月より事業を開始した。

事業開始後には、ホームページの作成支援やオンライン商談支援などでよろずに来訪いただいている。

令和3年以降では、業務拡大のための従業員の雇用、資金調達などの課題の支援を行い、各課題を達成した。

現在でも、ほぼ毎月、よろずに来訪いただき、経営状況の確認を行いながら伴走支援を行っている。

よろず主催の各種セミナー、勉強会等にも積極的に参加していただき、日々、経営スキルの研鑽を図られており、更なる事業の拡大につながることが期待される。


広報戦略

広報戦略

県民の魂を震わす「上毛かるたの聖地」

プレスリリース支援によるTV放映とその反響

東吾妻町 株式会社 アジル

 

i4様

広報戦略プレスリリース支援

社長の渡邊氏は食と環境のソリューションカンパニーとして2003年に有限会社アジルを設立した。その後、株式会社へと組織変更しながら事業を拡大し、本年で20周年を迎える。本社は東京であるが、2015年に吾妻郡に群馬支店及び食品工場を設立したことをきっかけに、群馬県の消費者向けにも商品の開発や販売にも力を入れるようになった。これまでに激辛スナックの「チョウンマッ」や「ごまからし」「おつまみ唐辛子」など、マーケットに刺激的な商品を積極的に導入してきた。

そしてこの度、工場の改修に伴い、約200平方メートルの館内に、群馬県民が慣れ親しんできた「上毛かるた」の絵札を特大パネル(最大2.2m×1.8m)にし、解説文とともに展示し、「上毛かるたの聖地」とも呼べる「かるた館」を開設することになった。

支援内容

これまで当社は、出張相談会や渋川市で開催されたプレスリリース研究会に参加してきた。プレスリリース研究会では、効果的なプレスリリースシートの作り方について学び、シートの作成を行ったが、当時はタイミングが合わずに、発送までは至らなかった。

それから約1年後、かるた館のオープンにあたり、再度よろず支援拠点にて相談対応を行ったところ、コーディネーターより、かるた館オープニングのプレスリリースをおこなうよう勧められた。当社は、オープンまでの短い準備期間で多忙を極める中であったが、県内のマスコミを中心にプレスリリースをおこなった。

その結果、2022年11月3日のオープニングには地元のマスコミをはじめ、上毛新聞、毎日新聞などの新聞各紙からの取材が押し寄せ、NHKの情報番組でも数回にわたり放映された。かるた館はオープン初日で約700人、1週間でおよそ2500人の来場者が詰めかけ、東吾妻地域の新しい観光スポットとしてスタートを切ることができた。

今後は、上毛かるたのイベントを開催するなど、上毛かるたを軸に地域観光の拠点としての役割を果たしていくことが地域からも期待されている。


専門的なフットケアサービスの

分かりやすさと売りやすさを改善!

渋川市 足育実践フォーラムAbeby

 

みこあ頭痛整体院様

販売戦略広報支援

糖尿病をはじめとした慢性疾患看護のスペシャリスト(専門看護師)が、看護の現場でフットケアナーシングの重要性に気づき開業。訪問でのフットケアに加え、2022年12月にサロン『足育実践フォーラムAbeby』を渋川市にオープンした。

巻き爪や糖尿病による足の痛みや、子どもが抱える足の違和感などの『足の問題・お悩み』に対して、セルフケアの方法や靴の選び方を伝えるのに加え、お悩みの根本的な原因を探り解決するなど、足からの健康をトータルで支援している。

支援内容

認知向上やSNSの使い分けに悩まれ、よろず支援拠点へ来訪した。相談を受けたコーディネーターは、販促戦略とツールの使い分けアドバイス・看板作成・チラシや広報誌の作成に際して支援を行った。

支援を行う中で、【活動の様子が伝わり・気楽に渡せて手元に残る】広報誌の制作を提案した。広報誌制作にあたっては、章立てや掲載コンテンツについてのディスカッションや、オンラインデザインツールCanvaでの操作方法、入稿前の注意点などの支援を行った。その結果、自作での広報誌が完成し、配布活動をする中で仕事の受注につなげることができた。

認知向上やSNSの使い分けに悩まれ、よろず支援拠点へ来訪した。相談を受けたコーディネーターは、販促戦略とツールの使い分けアドバイス・看板作成・チラシや広報誌の作成に際して支援を行った。

支援を行う中で、【活動の様子が伝わり・気楽に渡せて手元に残る】広報誌の制作を提案した。広報誌制作にあたっては、章立てや掲載コンテンツについてのディスカッションや、オンラインデザインツールCanvaでの操作方法、入稿前の注意点などの支援を行った。その結果、自作での広報誌が完成し、配布活動をする中で仕事の受注につなげることができた。


日本の伝統的な嫁入りを復活

コロナ禍の婚礼需要に高い技術で対応

高崎市 MINE Dress Hair

 

うめや様

広報戦略プレスリリース支援

MINE Dress Hairは、青柳代表と長女の美華さんが営み、通常のサロンワークの他に、これまで長年にわたり神社やホテルでの婚礼美容にも数多く携わってきた。

花嫁化粧着付け全国大会での金賞受賞をはじめ、各種の大会で入賞経験も豊富であり、その高い技術で、本格的な日本髪のほか、洋装・和装に対応できる。

中でも花嫁自身の髪で仕上げる「自毛日本髪」は、生え際が自然で美しく、お客様から感動と喜びの声を集めている。

コロナ禍では大規模な結婚式が減少し、新郎新婦が希望する場所での挙式が増加したことを背景に、MINE Dress Hairでは、そのニーズに柔軟に対応し、出張ブライダルの事業を展開している。

支援内容

よろず支援拠点では、広報戦略の一つとしてプレスリリースの提案をおこなった。当社はリリース原稿の作成支援を受ける過程で、自社に存在する価値要素に気づくことができた。そして、コーディネーターの提案により MINE Dress Hairが提供する出張ブライダルを、パッケージ商品化することにした。「実家で花嫁支度を整え、大切な人たちに見守られながら嫁入りをする」というスタイルを復活させた同店のこのサービスは、『花嫁立ち』という名称で、現在商標登録を申請中である。

プレスリリースの結果として、当社は地元の新聞に掲載された他、ネットニュースにも転載され、ラジオ出演の機会も得られた。

今後は、この『花嫁立ち』のバリエーション展開や、ホームページ、SNSによる情報発信についても継続して支援をおこなう予定である。


IT活用

創業支援

国内資源循環社会の実現へ向けた

廃プラスチックリサイクル会社への創業支援

伊勢崎市 株式会社 コウエイプラス

 

草木ドライブイン様

創業事業計画策定支援

当社は、2022年10月に設立。成型工場から出る廃プラスチックの粉砕加工・販売を主業とする。

代表者は前職時からプラスチックリサイクル事業に携わり、2017年12月以降中国が廃プラの受入ストップしたことを機に、国内資源循環の可能性に着目し、群馬県伊勢崎市の大手成形会社とタッグを組み、協力を得て創業を果たした。

現状ではリサイクルしにくい複合プラは産廃として処分されているが、そうした産廃物を可能なかぎり粉砕品(有価物)として再生させリサイクル業者へ販売する。

そして将来的には、生分解性プラスチック等、再生原料を提供する「プラスチック価値向上を提案する企業」というビジョンも掲げている。

支援内容

昨年9月、創業準備を進めている中、よろず支援拠点に来訪された。相談内容は、法人設立後に日本政策金融公庫から創業融資を受けるための創業計画書のブラッシュアップや、伊勢崎市の創業補助金のための事業計画書のブラッシュアップについてであった。コーディネーターは、クロスSWOTや顧客起点のニーズの観点からのアドバイスを行った。

その結果、無事融資を受けることができ、工場内の粉砕設備の設置も完了することができ、現在徐々に事業も動き出している。 

今後は、経営に関して会社のお金の流れについて学びたいとの意向もあることから、よろず主催の「脱★ドンブリ経営実践勉強会」などにも参加していただき、継続的に支援を行っていく予定である。


私の夢と思い出の味を

キッチンカーに乗せて多くの方に届けたい!

みどり市 Global Breeze Dining

 

Happy seed様

創業売上拡大支援

創業者の山藤氏は、神戸、東京、ロサンゼルスなど各地で暮らした経験から、「食」の楽しさと幅広さを実感し、今住んでいる群馬でもそれを感じてもらおうと一大決心して、2021年3月に個人事業として開業した。

開業にあたっては小さいながらも群馬の各地に食の楽しさを届けたいとして、キッチンカーを選択。キッチンカーのデザインやロゴマークおよびメニュー内容について検討を重ねて準備を進めた。

現在、グリーンのキッチンカー「KOBEハイカラキッチン」で、神戸中華街の思い出の味である「本格中華粥」と「手作り包子」を販売しており、早くもイベントやランチ時に女性や高齢者などから高い支持を得ている。

支援内容

子育ての中一大決心し、キッチンカーでの創業を決意したものの、「どのように進めたらよいか?」「小さな資本で始められるのか?」といった不安を抱き、よろず支援拠点主催の女性向けセミナーを受講した。

その後、よろず支援拠点に継続的に相談し、具体的な創業への心構え、進め方などのアドバイスを受けた。

目標に向けて一歩一歩の小さな成功を積み重ね、成長していくことが重要であることを再確認し、子育てで時間がなくても、飲食業でしっかりビジネスできる方法があるはずという思いのもと、様々なアイデアを膨らませながら、希望を胸に創業することができた。

創業後も引き続き、着実に成長していけるよう販路拡大・顧客獲得に向けて、新メニュー開発など伴走支援を受けていく予定である。将来の姿としてセントラルキッチンやキッチンカーのシェアリングなど事業展開などの構想もあり、夢の実現へ向けた毎日を送っている。


農業で創業、農地から手作り!

オリジナルスムージーで畑から美を届ける。

長野県軽井沢町 軽井沢リューサクレ 合同会社

 

しみづ農園様

創業ブランディング支援

当社は令和4年1月に創業を行なった農業並びに六次産業を行う企業である。代表社員である豊田江利氏は、元々県内でフラワーアレンジメント教室やガーデニング事業を行なってきた。

そんな植物に広く精通した同氏が着目したのがボタンボウフウという植物であった。ボタンボウフウは高い抗酸化作用を持ち、名産地の沖縄県では『長命草』『サクナ』という名で親しまれている。

「このボタンボウフウを育て、高い栄養素をそのまま吸収できるスムージーとして大切な人々に飲んでもらいたい。」その夢の実現のため、豊田氏は農地を探し、ご自身で開墾し、元々あった小屋を自らリノベーションし準備を進めていった。

そして出来上がったスムージーは令和4年度の夏、『サクナベール』として販売されるに至った。

支援内容

よろず支援拠点に最初にご相談頂いたのは令和2年の3月であった。創業全体に対するお悩みでの来訪であったが、相談回数を重ねていく中で、次第に経営課題が明確化され、相談内容も具体的になっていった。自作されたロゴを初め、パッケージやブランディングなどをご相談いただくようになった。

さらに、全社的なブランドとして目指すべきイメージの構築やSNSなどの発信方法、広告物のデザインやキャッチコピーやショッピングサイトの開設など多岐に渡りご支援をさせて頂いた。

今後は新商品の開発やホームページの開設などを行い新たな客層の発掘を行いながら、農地の拡大などを進められる予定である。


財務・補助金活用・資金繰り計画

財務・補助金活用・資金繰り計画

事業再構築補助金を活用し、

新しいスタイルの塾を開設

前橋市 有限会社 アティック安武内

 

Gurum Cafe様

業態転換補助金活用支援

当社は、難関校受験に特化した進学塾「あぶない塾」を前橋市西片貝町で運営している。あえて少人数制とし、一人ひとりに目を配ることで、生徒の力を最大限に引き出せるよう指導している。授業のスタイルは斬新で、対面授業とオンライン授業を組合せ、生徒が効率的に受験学習できるように工夫されている。

代表である出澤浩氏は、アメリカの大学院を修了し、現地での就職経験を経て帰国。帰国後は。語学力を活かし、大手予備校の講師となった。大手予備校ではペンネームである「安武内ひろし」として知られるカリスマ講師となり、多数の学習書籍も出版してきた。

令和4年に地元である群馬県前橋市の難関校への合格者を増やしたいという想いから、「あぶない塾」を開設した。

支援内容

令和3年に、出澤浩氏は塾の開設にあたり事業再構築補助金が活用できないかといった内容で、よろず支援拠点に訪問された。コーディネーターは、事業再構築補助金の申請類型の説明から始め、提出する事業計画書の相談支援を行なった。相談を通じて、出澤氏の想いや、新事業の革新性、有意性についてコーディネーアーは丁寧にヒアリングを行い、その内容が伝わるよう申請書面を記載するようアドバイスを行った。

その結果、計画の事業性が認められ、事業再構築補助金の採択、令和4年の「あぶない塾」の開設につなげることができた。

採択後も、引き続き補助金の完了をはじめ、他の経営課題についても継続して支援していく予定である。


資金繰り表の活用で、キャッシュフローを見える化

創業期の資金難を乗り切る

前橋市 Anmut(アンムート)

 

Gurum Cafe様

経営改善支援事業計画策定支援

代表の木嶋氏は前橋市出身であり、約30年にわたり貸衣装店の販売や店長の業務を経験した後、2021年7月に前橋市の天川大島町に貸衣装店アンムートを開業した。

当時の貸衣装業界は2018年に発生した振り袖レンタル業者による、成人の日当日の閉店騒動の影響もあり、消費者の信頼回復が急務な状況であった。

そのような環境下、「より良い商品をお客様に提供することで貸衣装店の信頼回復を行うとともに、「一生に一度のハレの日である成人式を楽しく祝ってもらいたい」との思いから開業に踏み切った。

当店は、経験豊富な女性スタッフとモダンな和服を取りそろえ、レンタル衣装から着付け・写真・小物類のレンタルなど、ワンストップサービスを提供している。

支援内容

創業から間もないということなので、販路開拓と資金繰りに関して支援を行った。具体的には集客用チラシの作成と資金繰り表の作成による資金管理を支援した。

同社のビジネスモデルは成人式の晴れ着レンタルが売上の9割を占め、主なターゲットは18歳を迎える高校生や19歳の大学生や社会人であり、彼らに対するDM広告が主な集客手段となっている。

競合各社とも晴れ着メーカーのカタログを活用したDMを実施しており、似通った広告表現になりがちであり、競合とどう差別化するかがポイントであった。また、売上代金の回収サイクルが1~2年間と長期にわたることから、資金繰りの管理が複雑であり、手元のお金をどのくらい使ってよいかの判断が難しくなっていた。

そこで、よろず支援拠点コーディネーターが、ビジネスモデルを反映した資金繰り表の作成のお手伝いをおこなったところ、資金の見える化が実現でき、仕入れや資金調達がスムーズに行えるようになった。


クラウド会計の導入支援で

自社の経理の効率化を実現!

前橋市 CARfe’s inc.

 

HAWORD様

財務改善業務効率化支援

代表の畦上氏は、自動車業界で培った経験や知識を活かし、2019年2月に前橋市内で自動車販売店を設立した。開業当初から、メインで販売している車種をダイハツのコペンに絞ることで当車種の愛好家に対して専門性に特化したサービスを提供している。近年では、コペン以外の様々な車種も取り扱っており、販売後のアフターサービスを徹底することで顧客満足度を向上させている。

また、車に不慣れな女性の方や、初めて店舗を訪れる方でも気軽に立ち寄れるように、店舗内の雰囲気作りにもこだわりを持ち、2021年より店内にカフェを併設した。  

カフェでは畦上氏の奥様が作るケーキやこだわりのコーヒーを楽しむことができる。

今後、自動車部門、カフェ部門共に既存顧客へのサービス向上を掲げ、更なる事業展開を目指している

支援内容

よろず支援拠点に初めて来訪された際には、「自社の財務状況を把握したい」との相談であった。何度かの来訪相談を経て、財務状況の把握と同時に、日々の経理業務の負担を減少させるためにもクラウド会計の導入を提案し、その後は継続的なソフトの導入支援を行った。

結果として、初回相談から半年後には経理処理に負担をかけることなく、月次の損益を代表者自身で確認できるようになり、翌月以降の販売計画・資金管理が可能となった。

また、更なる経理業務の効率化のために、クラウド会計上で各種データ連携も進めており、会計ソフトとインターネットバンキング・クレジットカードとを連携させることで、大幅に会計入力の手間を削減することができ、代表者自身で自社決算申告が行えるまでになった。

経理業務の負担が減少できたことにより、円滑な事業運営を実現させている。


創業支援

事業承継

スムーズな事業承継に向けた後継者育成

次の時代を担う世代に向けた職場環境整備

下仁田町 上原建設 株式会社

 

Gift Rover様

人材・組織づくり就業体制構築支援

同社は1902(明治35)年に創業し、120年の歴史をもつ企業である。創業当初は、地元下仁田町の名産品のこんにゃく製粉加工の建具や水路の建設などを営んでいた。以来、下仁田を中心に群馬県南西エリアのダム・橋梁・道路整備・河川整備を行う公共土木工事、学校・工場・病院・住宅を造る公共建築工事を行い、地域のインフラの基盤を担う総合建設業となっている。また、災害時には、緊急出動や除雪作業を担い、様々な面で「地域の守り手」としての役割を果たしている。

4代目である五十嵐修社長のご子息、五十嵐真洋氏は6年前に同社に入社した。現場の造成工事を担当することと並行し、総務で「人材採用」に力を入れている。

「地域の守り手」でありつづけるためには、都市部から離れた地であっても、若手社員を継続的に確保し、育てていくことが必要になる。都市部へ憧れ、地域から流出する傾向が強まる中、同社は地域の若年層の確保に力を入れている。

支援内容

群馬県よろず支援拠点、群馬県事業承継・引継ぎ支援センターが連携して開催している「後継者育成プログラム」に真洋氏が参加したことから、よろず支援拠点の支援が始まった。「後継者育成プログラム」とは、スムーズな事業承継を目指し、企業ごとの課題に応じ、事業計画の策定、販路拡大などのテーマをよろず支援拠点のコーディネーターとマンツーマンで複数回にわたり学んでいくプログラムである。真洋氏は決算書の読み方など財務面を中心に学んだのち、人事・労務面での課題に向き合うことになった。

プログラム終了後、真洋氏は改めて社長や総務部長を交え、自社の「働き方」について検討を進めた。国の課題となっている「建設業の働き方」について、若い世代にフィットした就業体制について自社の労働時間、休日のパターンを見直した。現在、同社ではより柔軟な労働時間を導入するため、総務部門の業務の標準化も並行して検討し、給与計算の締日支払日も変更するなど継続的な職場環境整備に取り組んでいる。

途中、よろず支援拠点の薦めもあり、群馬県SDGsベストプラクティスに応募したところ、見事ベストプラクティスとして認定され、採用に向けたブランディングも加速した。


創業支援

IT活用

顧客目線の発信で、フォロワー急増!

インスタの発信改善による新規顧客獲得

伊勢崎市 隠れ家cuco

 

甲子亭様

SNS活用支援広報戦略

2020年9月、伊勢崎市にて個人事業のサロン「隠れ家cuco」を創業した。以来、ドライヘッドスパを中心に、足裏マッサージ等の施術も行っている。ドライヘッドだけではなく、ヨガや、足裏マッサージの資格も保有しており、体全体の血の巡りやツボを意識した独自のドライヘッドスパメニューを構築。撫でるだけのマッサージではなく、痛気持ち良いしっかりしたマッサージが特徴で、顧客から「施術を受けたときの満足感が全く違う」と評判を得ている。

新型コロナにも対策を打ち、2022年8月には小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>の採択を受け、メニューにセラピストとの接触の少ないよもぎ蒸しや美容機器を使った新メニューも取り入れるなどの工夫を行った。現在はドライヘッドスパと、美容機器を組み合わせたオリジナルメニューを考案し、お客様の究極のリラックスや、自然美を引き出す施術に更に磨き続けている。

支援内容

2022年5月に「SNSによる集客」についての相談でよろず支援拠点に来訪。すでにインスタグラム(以下、インスタ)での発信を行っていたが、ほぼ営業時間の案内にしか利用できていなかった。また、新型コロナの流行による影響で、サロンの予約が半減するなどの大きな打撃を受けていた。

コーディネーターは、売上拡大の対策として、インスタの発信内容見直しを提案。顧客目線での発信について、具体的な投稿の例などを挙げてアドバイス。

 主に以下の点を見直していただいた。

① フォローされやすいプロフィールの書き方

② 顧客目線の投稿の作り方

③ 閲覧数を増やす投稿のテクニック

④ ハイライトの利用による顧客利便性の向上

その結果、フォロワーが400名ほど増加し、インスタを通じた新規顧客の獲得、既存顧客からの問い合わせ増加などの効果があった。


販路提案

販路提案

廃車から新たな価値を生み出す事業で

ブランディング向上

藤岡市 株式会社 ギヤ

 

HAWORD様

新分野展開ブランディング支援

自動車の解体リサイクル業を展開。約40坪の工場の室内で鉄・非鉄の分別リサイクル、自動車リサイクル部品の取外販売をしている。自動車解体を20年経験、安心ある作業を心掛け、1台の車を解体する時間は50分~1時間で処理をしている。

見せたくない「解体作業場」を自信を持って「見せられる解体工場」として、解体業だからこそできる廃材活用を新たな価値としてシートベルトを材料をとした世界に1つしかないバックを作っている。

「子供から大人の秘密基地」的な存在で、知っていると得が出来るような会社を目指しお客様や企業の方が安心して、楽しく付き合える企業を創造していくことを目指している。

 

支援内容

廃材の有効活用など時代を意識した取組であることから「SDGs」をキーワードに盛り込み広報戦略としての在り方を整理、まず、自社ホームページでの発信の工夫を行った。取組のPRにむけ、ワークショップの開催や「グットデザインぐんま」(群馬県主催)への応募を提案、結果「奨励賞」を受賞している。授賞式で取材を受けたメディアから好感触を得ることができテレビ放映され、更に、「海外向け番組」において物語の主役として登場し海外発信に繋がっている。また、SDGsの取組を意識した商品の発信に対して、大手自動車メーカーからワークショップ開催の受注も確保できた。

自社の思いの発信の在り方、解体工場内の売店の工夫、商品販売にむけてのECサイト構築、自社技術を守るための特許取得など多様な視点でのシートベルトのバック事業価値、企業価値の認知度とともに価値向上にむけて支援を行った。 


法律相談

法律相談

よろず支援拠点でのよろず法律相談集

 

法律相談集

リスクヘッジ法的リスク検討

取引関係の解消

10年以上にわたり取引関係のある取引先との契約解消についての相談。

長きにわたる取引関係のため単純には割り切れない感情も理解できる。しかし、コロナ禍における取引先の契約上の義務の懈怠が発覚したために取引関係の解消へと動き出した。

解除(解約)通知をするため、取引先の契約上の義務懈怠の事実を丁寧に確認・収集するようアドバイスさせて頂いた。

販売代理店の合併契約書のチェック

販売元の起業と販売代理店からの相談。販売代理店の合併契約における契約書の内容に関するものであった。

合併の場面では、承継すべき法律関係が複数存在し、それぞれについて検討が必要となる。主なものとして資産、取引先、従業員が挙げられる。また、これら検討すべき法律関係に内在する問題点も業種ごとに異なる。これらの事情を聴き取り、契約条項がバランスを保ちつつ相談者の適切なリスクヘッジとなるようなアドバイスをさせて頂いた。

債権管理

取引先の信用不安から、これまでの売掛金や今後の取引をどうするかについての相談。

会社の方針から信用不安を理由に取引解消とはならず、取引継続を前提としていかに債権管理をするのか、今後の取引に使用できる契約書の内容等についてアドバイスさせて頂いた。